Japanische Klassiker mit Furigana
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あきばしょから
平野零児随想集 らいちゃん
平野 零児
Lesen Sie 平野零児随想集 らいちゃん (あきばしょから) von 平野 零児 (ひらのれいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.838 Zeichen · 48 Bildschirme
それほど有名になったのには、いろんな原因がある。別にスポンサーがあったわけでもないのに、篠山は先づデカンショ節で古くから広く知れ渡った。しかも、その文句のうちで一番最初に唄われるのが、
丹波篠山、山家の猿が、花のお江戸で芝居する、ヨウイ、ヨウイ、デッカンショ
である。これがそもそも大きく作用している。「山家の猿」という丹波生れを思わせるこの文句の仕業である。東京では、この外に、「甲州の山猿」ともあざわらう。田舎者、山男の代名詞である。その代表が、丹波と甲州とされてきた。
日本中猿の分布を詳しくは知らぬが、男鹿半島の金華山や、瀬戸内海には猿島などの名の通り、猿の群棲する地方が多いのに比べると、篠山の町では猿は王地山公園に数匹しかいない(実はその公園にも、果しているか否かは記憶が正確でない)それくらいなのに、篠山が天下の田舎の代表にされたのは、まさしくデカンショのせいである。
昔、丹波の大江山、鬼共多く住い居て、都に出ては人を喰い…………
という歌の作用も大きい。この唱歌は、私達は小学校で歌った。確か教科書にも、大江山酒テン童子の物語りとして載っていたものに附ずいした唱歌である。