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Japanische Klassiker mit Furigana

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ゆうれいせんのひみつ

幽霊船の秘密

海野 十三

Lesen Sie 幽霊船の秘密 (ゆうれいせんのひみつ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 30.846 Zeichen · 62 Bildschirme

Aozora Bunko

そのうえになにが入っているのか函がのっている。

そのとき船員は、舳にかけつけていた。

「おい、ボートをおろして、あれを拾ってこい」

待ちかまえていた連中は、早速ボートを、どんと海上に下ろした。

ボートは矢のように、怪しい漂流物の方へ近づいた。そして苦もなくその浮かぶ筏を、ロップの先に結びつけた。

そしてボートは、再び本船へかえってきた。

船員は、また力をあわせ、ボートをひきあげるやら、その怪しい筏をひっぱりあげるやら、ひとしきり勇しい懸けごえにつれ、船上は戦争のような有様だった。函を背負った筏は、船長の前に置かれた。

「これは一体なんだろう。いいからこの函を開けてみろ!」

船長は、決然と命令をだした。函は蜜柑函ぐらいの大きさで、その上に小さい柱が出ていた。蓋をとってみると、意外にも中から小型の無電器械がでてきた。

「おや、無電器械じゃないか」

と船員は呟いたが、函の中には、さらにおどろくべきものが入っていた。船長はじめ船員たちが呀っと叫んで真蒼になるようなものが入っていたのだ。一体それはなんであろうか!

黒リボンの花輪

そのおどろくべき品物は、油紙につつまれて函の隅にあったので、はじめは気がつかなかったのだ。