Japanische Klassiker mit Furigana
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かれがころしたか
彼が殺したか
浜尾 四郎
Lesen Sie 彼が殺したか (かれがころしたか) von 浜尾 四郎 (はまおしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 41.336 Zeichen · 83 Bildschirme
此の時の清三の不愉快な顔は忘れられない。これで道子が絶対の勝となったが、全く不愉快になった清三はやめようとはせぬ。それでとうとうつづいて四圏やることになったのだった。
ところが此の回のファイナルで、又々清三を極度に不快ならしめることがもち上った。
それは北風の一番しまいで、此の時も清三が親、俺はやはり彼の上で、俺の対面が今度は友田であった。それまで手がつかなかった俺は、俄然幸運に見舞われたか、与えられた牌を見ると実にいい手がついている。
其の中、二回ほどまわると清三が俺の連風の北を打った。俺は之をポンし、つづけて友田から出た発財をポンし、次いで又友田が打った九万をポンした。従って此の場合、九牌の全部と、万字の全部が、包牌となったわけである。
此の時俺の手は四七万の両単吊の待であったが、もはや万字を打って一人払いの危険を冒す人もないらしいので、自摸して和る一手しかないのである。
すると此の時、俺の上にいた道子がどうした拍子か誤って二枚牌を前に仆した。それは二枚とも東であった。もとより之も包牌である。「あら見えちゃったわ」といいながら、之を立てようとすると清三が、