Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme

Aozora Bunko

文「これ、吉とやら宜(よ)く聞けよ、生前に何(ど)の様な悪事を働いても、臨終(いまわ)の際(きわ)に其の罪を懺悔すれば、慈悲深き神様は其方(そち)の未来を加護し給うぞ、さらりと悪心を去って静かに命数の尽(つき)るを待て」

吉「あ、あ、有難うがす、私(わっち)も今更発心(ほっしん)しました、死ぬる命は惜(おし)みませぬ、何(ど)うか楽に成仏(じょうぶつ)の出来ますよう、念仏の一つも唱えて下せえまし」

文「ウーム、殊勝(しゅしょう)な心掛(こゝろがけ)じゃ、時に吉とやら、そちの親方という新潟の沖にて親船に乗って居(お)る奴は何(なん)という名で何処(どこ)の国の者か」

吉「私(わっち)も根からの海賊じゃアござんせぬ、新潟在の堅気(かたぎ)の舟乗(ふなのり)でござんしたが、友達の勧めに従って不図(ふと)した事から海賊の手下となり、女でござれ金品でござれ、見付け次第に欺(だま)したり剥取(はぎと)ったりして親船へ持運びして、女の好(い)いなア頭(かしら)の妾、また頭の気に入らぬ女は寄って群(たか)って勝手にした其の上に、新潟の廓(くるわ)へ売飛ばすという寸法で、悪事に悪事を重ねる