Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme

Aozora Bunko

ちと少しも違いませぬ、心の中(うち)に、

大「はて、よく似た女子(おなご)もあるものだ、併(しか)し彼がこんな山奥に来よう訳もない、寧(いっ)そ打明けて蟠龍軒と云おうか、いや/\桜の馬場でお町の親父(おやじ)庄左衞門を殺し、脛(すね)に疵(きず)持つ此の身、迂濶(うかつ)なことは云えぬわい、他人の空似(そらに)ということはあるが、真実庄左衞門の娘かも知れぬ」

と思いました故、さあらぬ体(てい)にて、

蟠「これ/\女中、お前は何処(どこ)の者だか知らんがな、拙者の眼には都の者としか見えぬ、拙者も元は江戸の者だ、難儀なことがあるならば何処までもお貢(みつ)ぎ申そう、これ/\女中、そんなに力を出しても……これ門弟、えゝ気の利かぬ奴らだな、手伝(てづた)えというのではない、何をまご/\して居(お)るのだ、予(かね)て貴様たちに言付けて置いたではないか」

門弟二人は頷(うなず)きまして、

「左様々々、まア名主、そなたも我らと一緒にまいれ」

と無理に連立って此方(こなた)へまいりました後(あと)で、

蟠「これ女中、もう其許(そこもと)が何程※(もが)いても逃す