Japanische Klassiker mit Furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme
文「いやはや無人島でさん/″\難儀いたしました」
主「まア、そりゃア飛んだ事でござりやした、お同伴の船頭二人は何(ど)う為(な)せえましたね」
文「お前のいう通りあの二人も海賊の手下であった」
主「それ御覧なせえ、それだから私(わし)があんなに止めたのに到頭(とうとう)強情をお張りなさって」
文「今更そんな事を云っても追付(おっつ)かない」
主「その二人は何(ど)うしやした」
文「天罰は恐ろしいもので到頭船の中で死にました」
主「旦那様がお殺しなすったのでやすかえ」
文「いや左様ではない、彼ら二人は毒を喰って死にました」
主「へゝえ成程、因果ちゅうものは恐ろしいもんでやすなア」
文「御主人、話は変るが、この貼付(はりつけ)の中(うち)にある短冊(たんざく)は何者の筆蹟でござるな」
主「へえ、こりゃ熊女が書きやした」
文「その熊女と申すのは誰でござるな」
主「何(なん)だか知りましねえが、信州の山の中で熊に助けられたとかいう女でござりやす」
文「はてな、この歌といい筆蹟といい好(よ)く似た者もあるものだな」
と暫く首を拈(ひね)って居りましたが、