Japanische Klassiker mit Furigana
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のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme
亥「やい三一、ぐず/\しやがると豊島町の亥太郎が打殺(ぶちころ)すぞ」
同「其の方の出るところではない、お控えなさい」
亥「何(なん)だと」
文「おい亥太郎殿、お役人様だぞ、控えろ、さア大伴、もう斯(こ)うなったら致し方はござらぬ、侍らしく名告(なの)って尋常に勝負なさい」
侍「何事かは知らぬが、人違いではござらぬか、よし又拙者が大伴にもせよ、敵といわれる訳はござらぬ」
文「卑怯なことを云うな、過ぐる年三十日(みそか)の夜(よ)、お茶の水にて小野庄左衞門を切殺し、定宗の小刀(しょうとう)を奪い取りし覚えがあろう、論より証拠、その差添(さしぞえ)は正(まさ)しく庄左衞門の差添、然(しか)らずと云うならば出して見せえ、小野の娘お町は今は斯(か)く申す文治の妻なり、お町/\、これへ参れ」
と云われて大伴蟠龍軒は顔色(がんしょく)土の如く、ぶる/\震えて居りまする。
四十五
お町は敵討の支度かい/″\しく現われ出で、
町「おのれ蟠龍軒、眼さえも見えぬ父上様を、よくも欺(だま)して引出し、無慚(むざん)にも切殺したなア、さア汝(おのれ)も武士の端くれ、名告(なの)って尋常に勝負せい、さア/\悪党、いかに/\」