Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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のちのなりひらぶんじ

後の業平文治

三遊亭 円朝

Lesen Sie 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 109.545 Zeichen · 216 Bildschirme

Aozora Bunko

て、伊豆国(いずのくに)韮山(にらやま)郡代官(ぐんだいかん)太郎左衞門(たろうざえもん)の支配、同組下五ヶ村名主兼勤(けんきん)の森大藏(もりだいぞう)の下役頭(したやくがしら)平林勘藏(ひらばやしかんぞう)という者が罪人一同を預かり、翌日罪状と引合せて、それ/″\牢内に入れ置く例でございます、文治を乗せたる船が海上恙(つゝが)なく三宅島へ着きますると、こゝに一条の騒動出来(しゅったい)の次第は次回に申上げます。

十四

護送役人の下知(げじ)に従いまして、遠島の罪人一同上陸致しますると、図らずも彼方(あなた)に当りパッパッと砂煙(すなけむり)を蹴立(けた)って数多(あまた)の人が逃げて参ります。村方(むらかた)の家々にては慌(あわ)てゝ戸を閉じ子供は泣く、老人は杖(つえ)を棄てゝ逃(にげ)るという始末で、いやもう一方(ひとかた)ならぬ騒ぎでございます。何事か知らんと一同足を止めて見ますると、向うから罪人が四五十人、獲物(えもの)々々を携(たずさ)え、見るも恐ろしい姿で、四辺(あたり)に逃げ惑(まど)う老若男女(ろうにゃくなんにょ)を打敲(うちたゝ)くやら蹴飛(けと)ばすやら、容易ならぬ