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Japanische Klassiker mit Furigana

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つれづれぐさのかんしょう

徒然草の鑑賞

寺田 寅彦

Lesen Sie 徒然草の鑑賞 (つれづれぐさのかんしょう) von 寺田 寅彦 (てらだとらひこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.582 Zeichen · 14 Bildschirme

Aozora Bunko

一種の弁証法を用いたのであろう。

色を説いた著者はまた第二百十七段で蓄財者の心理を記述しこれに対する短評を試みている。引用された大福長者の言葉は現代の百万長者でもおそらく云うことであろうし、金持になりたい人々の参考すべき「何とか押切帖」の類であろうが、またこれに対する著者の評は、金のたまらぬ人間の安心立命の考え方を示すものである。

酒飲む人のだらしのなさを描いた第百七十五段も面白い。六百年昔の酒飲みも今日の呑んだくれとよく似ている。それで絶対に禁酒を強調するかと思っていると、「おのづから捨てがたき折もあるべし」などとそろそろ酒の功能を並べているのもやはり「科学的」なところがある。

勝負事を否定する(第百十一段)かと思うと、双六の上手の言葉を引いて(第百十段)修身治国の道を説いたり、ばくち打の秘訣(第百二十六段)を引いて物事には機会と汐時を見るべきを教えている。この他にも賭事や勝負に関する記事のあるところを見ると著者自身かなりの体験があったことが想像されて面白い。

宿河原のぼろぼろの仇討決闘の話でも、我執無慙を非難すると同時にまた「死を軽くして、少しもなづまざるかたのいさぎよさ」