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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lesen Sie 怪塔王 (かいとうおう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.635 Zeichen · 337 Bildschirme

Aozora Bunko

ちょうど長距離飛行のときの、飛行士のような生活をしていたのです

だんだん疲れて来るのは、二人の怪塔王です。

『声』の怪塔王は、『顔』の怪塔王をおどすように、(もう海底にながくいられない。やがて怪塔は爆発するであろう)と言って、降参をすすめましたが、『顔』の怪塔王はいっかな降参をしようとは申しません。一体どうなることでしょう。

「おい、がんばらないで、わしのいうところに従え。この怪塔が爆発して、みんながここで死んでしまっては、何にもならないじゃないか」

と、『声』の怪塔王はなおもくどきます。

「僕は爆発なんぞ平気だ。怪塔とともに、ここで粉々にくだけてしまっていいとおもっている」

「それは無茶だ。命は一つしかない」

「貴様はそんなに命がおしいのか」

と、『顔』の怪塔王はからからと笑い、

「では、海底から怪塔をとびあがらせるがいいじゃないか」

「駄目だ。お互の、このかっこうでは駄目だ。黒人には、どっちが本当の怪塔王か見分がつかなくなっている。だから、どっちの命令を聞いていいか、わからない」

「じゃあどうすればいいのだ」

「わしの部屋から貴様が盗んだものをどうか返してくれ」