Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lesen Sie 怪塔王 (かいとうおう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.635 Zeichen · 337 Bildschirme

Aozora Bunko

「ああ、とまった」

「うむ、とまったね」

二人は、目を見あわせ、ほっと溜息をつきました。なんという思いがけないからくりが仕掛けてあったことでしょう。

「こんなエレベーターみたいな仕掛が、はやっているのでしょうかねえ」

少年は、ふしぎでたまりません。

「さあ、どうだか、それは――」

とまごついた大尉は、そのときになに思ったものか息をのみ、

「おう、あんなものがうごきだした。一彦君、君のうしろの、機械戸棚がうごいているよ」

「えっ」

一彦がふりかえってみると、おどろきました。顕微鏡や気圧計などいろいろの理化学機械のはいった戸棚が、しずかに横にすべりつつ、壁の中にはいっていくのでした。

二人は息をころして、ひとりでにうごいていく戸棚を見つめていました。

戸棚のうごいていった後には、意外にも、一つの扉があらわれました。地下室の怪!

4

大利根博士邸の実験室が、塩田大尉と一彦少年とをのせて、まるでエレベーターがさがるように、すうっと下におちていったのさえふしぎでありますのに、そのおちきったところで、実験機械をいれてある戸棚が、するすると横にすべって壁の中にかくれたのは、またふしぎです。