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Japanische Klassiker mit Furigana

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かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lesen Sie 怪塔王 (かいとうおう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.635 Zeichen · 337 Bildschirme

Aozora Bunko

小浜兵曹長は、たしなめるように、大きな笑い声の主へ、注意をあたえました。

「あっはっはっはっ」

と、その声は、またおかしくてたまらないといった風に笑い、

「なにを大きなことをいっているか。貴様はそこに怪塔王を捕えているつもりで、よろこんでいるのだろう」

「なにをいっているか」

兵曹長はどなりかえしました。

「貴様こそ、なにをいっているか、だ。貴様の捕えているのが、怪塔王か怪塔王でないか、そのお面をとってみれば、すぐわかるだろう。あっはっはっはっはっ」

「ええっ――」

お面を取れといわれて、兵曹長はびっくりしました。そしてやっと或ことに気がつきました。

こうなっては、早く本当のことを知らねばなりません。兵曹長は、生捕にした怪塔王の顔を見つめました。見ていますと、別にお面をかぶっているようにも見えませんでしたが、念のためと思って、怪塔王の顔に手をかけ、えいと引張ってみると、顔の皮は何の苦もなくずるずると剥けました。

「あっ、マスクだったのか」

一皮剥けて、その下から出てきたのは、変な目つきをした黒人の顔でありました。

黒人の怪塔王?

兵曹長は、これをどう考えたらいいか、あまりのことに迷っていますと、また天井から大きな声で、