Japanische Klassiker mit Furigana
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かいとうおう
怪塔王
海野 十三
Lesen Sie 怪塔王 (かいとうおう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 167.635 Zeichen · 337 Bildschirme
といい捨てて、小浜兵曹長は外にとびだしました。
そのとき、兵曹長の耳をきこえなくしてしまいそうに、ロケットの尾からふきだすガスのはげしい音! それとともに、あたりはもうもうとした白い煙のようなもので、すっかりおおわれてしまいました。兵曹長は、ロケットを見失ったかと思いましたが、そのとき、ひゅうっと、一陣の風もろとも、灰色のロケットの巨体が砂をけちらしながら、四五百メートル先の草原に着陸しました。
「おのれ、分捕ってくれるぞ」
兵曹長は、猟犬のようにかけだしました。
2
ついに、生きのこりの隊長機のロケットが、着陸したのです。小浜兵曹長は、そこまで四五百メートルの間を、一秒でもはやくかけぬけようと大地をけったそのとたん、
「おやっ、あぶない。これはいかん?」
とさけぶなり、兵曹長は、だあっと地上にうちふしました。
だだだぁん、どんがらからから。
ものすごい光が見えたとおもうと、たちまち天地もくずれるような爆音です。ひゅうっばらばらと風をきってとびくるのは、爆弾の破片でありましょう。兵曹長は、いちはやく、頭上からおちてくる爆弾に気がついたので、その破片にやられないため、地上にからだをふせたのです。