Japanische Klassiker mit Furigana
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かいせいガン
怪星ガン
海野 十三
Lesen Sie 怪星ガン (かいせいガン) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 113.544 Zeichen · 227 Bildschirme
「やれやれ、助かった」
と、三根夫はため息をついた。そしてれいの大事な撮影録音機の包みが、ちゃんとじぶんの腰にぶらさがっているのをたしかめて安心した。下界へおりると、さいわいにとがめられないで、地下へもぐることができた。すべり台式の降下路にとびこんですーイすーイと地階を何階も通り越して、おりていった。そうしてやっとじぶんたちの居住区までたどりついた降下路を街へでてみると、どうしたわけであろうか、人ッ子ひとり見えない。まるで、死んだ町のようであった。
「誰もいないよ。これはいったいどうしたのだろうかね、ハイロ君」
「わたしはおくれてしまったんですよ」
「おくれてしまったとは……」
「市民たちは、すでにめいめいの配置についてしまったのです。わたしは、大変におくれてしまった」
「でも、この町を空っぽにしておくことは危険じゃないかね。やはり警備員をおかないと安心ならないと思うがね」
「いや、こんなところなんか、どうでもいいのですよ。市民たちの多くは、機関区のほうへいってしまったんですよ」
「機関区だって」
「ほら、三根夫さんをはじめに案内していって見せたじゃありませんか。