Japanische Klassiker mit Furigana
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かいせいガン
怪星ガン
海野 十三
Lesen Sie 怪星ガン (かいせいガン) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 113.544 Zeichen · 227 Bildschirme
ああ、おそろしい」
「大宇宙が、消えてしまったんだろうか。地球へもどるには、どうすればいいのだろう」
恐怖のことばが人びとの口からほとばしった。こんな異変は、テッド博士も経験したことがなかった。
「ああ、もうだめだ。本艇の噴進もきかなくなり、昼の光りさえ見えない暗黒世界へ閉じこめられてしまったのだ。わたしたちは、もう何をする力もない」
「そうだ。われわれを待っているものは燃料の欠乏だ。食料がなくなることだ。そしてみんな餓死するのだ。ああ、おれは餓死するまえに頭が変になりたい」
もはや『宇宙の女王』号の救援どころではない。じぶんたちのうえに、おそろしい死の影がさしているのだ。
もうじぶんを救うみちはないか。
奇怪なるこの大暗黒の秘密は何?
真相不明
司令艇の操縦席が、会議場になってしまった。
最高幹部と、本艇内にいて、科学技術をたんとうする十二人の博士などが集まって、これからどうしたらよいか。そしてこの奇怪な現象はなにごとであるかの協議をはじめた。
帆村もこれにくわわっていた。三根夫もいた。三根夫は帆村からいいつけられて会議を聞きながらも、本艇の周囲にたいしとくに注意をしていることになっていた。