Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

米「百目の金子慥に持参致しましたが、海音如来の御守をお取捨になりましたろうか」

伴「へい、あれは脇へ隠しました」

米「左様なれば百目の金子お受取り下さいませ」

とズッと差出すを、伴藏はよもや金ではあるまいと、手に取上げて見れば、ズンとした小判の目方、持った事もない百両の金を見るより伴藏は怖い事も忘れてしまい、慄えながら庭へ下り立ち、

「御一緒にお出でなせえ」

と二間梯子を持出し、萩原の裏窓の蔀へ立て懸け、慄える足を踏締めながらよう/\登り、手を差伸ばし、お札を剥そうとしても慄えるものだから思う様に剥れませんから、力を入れて無理に剥そうと思い、グッと手を引張る拍子に、梯子がガクリと揺れるに驚き、足を踏み外し、逆とんぼうを打って畑の中へ転げ落ち、起上る力もなく、お札を片手に握んだまゝ声をふるわし、唯南無阿弥陀仏/\と云っていると、幽霊は嬉しそうに両人顔を見合せ、

米「嬢様、今晩は萩原様にお目にかゝって、十分にお怨みを仰しゃいませ、さア入っしゃい」

と手を引き伴藏の方を見ると、伴藏はお札を掴んで倒れて居りますものだから、袖で顔を隠しながら、裏窓からズッと中へ這入りました。