Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

志「実は私も人には云えねえが江戸を喰い詰め、医者もしていられねえから、猫の額のような家だが売って、其の金子を路用として日光辺の知己を頼って行く途中、幸手の宿屋で相宿の旅人が熱病で悩むとて療治を頼まれ、其の脉を取れば運よく全快したが、実は僕が治したんじゃアねえ、ひとりでに治ったんだが、運に叶って忽ちにあれは名人だ名医だとの評が立ち、あっちこっちから療治を頼まれ、実はいゝ加減にやってはいるが、相応に薬礼をよこすから、足を留めていたものゝ実は己ア医者は出来ねえのだ、尤も傷寒論の一冊位は読んだ事は有るが、一体病人は嫌えだ、あの臭い寝床の側へ寄るのは厭だから、金さえあればツイ一杯呑む気になるようなものだから、江戸を喰い詰めて来たのだが、あの妻君はお達者かえ、イヤサおみねさんには久しく拝顔を得ないがお達者かえ」

伴「あれは」

と口ごもりしが、

「八日あとの晩土手下で盗賊に切殺されましたよ、それから漸く引取って葬式を出しました」

志「ヤレハヤこれはどうも、存外な、嘸お愁傷、お馴染だけに猶更お察し申します、あの方は誠に御貞節ないゝお方であったが、これが仏家でいう