Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

事はないと見え、塵だらけゆえ、孝助は足を爪立てながら中に入り、

孝「おたのみ申します/\」

白「なんだナ、誰だ、明けてお入り、履物を其処へ置くと盗まれるといけないから持ってお上り」

孝「はい、御免下さいまし」

と云いながら障子を明けて中へ通ると、六畳ばかりの狭い所に、真黒になった今戸焼の火鉢の上に口のかけた土瓶をかけ、茶碗が転がっている。脇の方に小さい机を前に置き、其の上に易書を五六冊積上げ、傍の筆立には短かき筮竹を立て、其の前に丸い小さな硯を置き、勇齋はぼんやりと机の前に座しました態は、名人かは知らないが、少しも山も飾りもない。じゞむさくしている故、名人らしい事は更になけれども、孝助は予ねて良石和尚の教えもあればと思って両手を突き、

孝「白翁堂勇齋先生は貴方様でございますか」

白「はい、始めましてお目にかゝります、勇齋は私だよ、今年はもう七十だ」

孝「それは誠に御壮健な事で」

白「まア/\達者でございます、お前は見て貰いにでも来たのか」

孝「へい手前は谷中新幡随院の良石和尚よりのお指図で参りましたものでございますが、先生に身の上の判断をしていたゞきとうございます」