Japanische Klassiker mit Furigana
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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme
白「はゝア、お前は良石和尚と心安いか、あれは名僧だよ、智識だよ、実に生仏だ、茶は其処にあるから一人で勝手に汲んでお上り、ハヽアお前は侍さんだね、何歳だえ」
孝「へい、二十二歳でございます」
白「ハア顔をお出し」
と天眼鏡を取出し、暫くのあいだ相を見ておりましたが、大道の易者のように高慢は云わず
白「ハヽアお前さんはマア/\家柄の人だ、して是まで目上に縁なくして誠にどうも一々苦労ばかり重なって来るような訳に成ったの」
孝「はい、仰せの通り、どうも目上に縁がございません」
白「其処でどうも是迄の身の上では、薄氷を蹈むが如く、剣の上を渡るような境界で、大いに千辛万苦をした事が顕われているが、そうだろうの」
孝「誠に不思議、実によく当りました、私の身の上には危い事ばかりでございました」
白「それでお前には望みがあるであろう」
孝「へい、ございますが、其の望みは本意が遂げられましょうか如何でございましょう」
白「望事は近く遂げられるが、其処の所がちと危ない事で、これと云う場合に向いたなら、水の中でも火の中でも向うへ突切る勢いがなければ、必ず大望は遂げられぬが、まず退くに利あらず進むに利あり、斯ういう