Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

様だから、

孝「火縄を持って何者だ」

と向うを見ますと喧嘩の龜藏が、

龜「やい孝助己を忘れたか、牛込にいた龜藏だ、よく己を酷い目にあわせたな、手前が源様の跡を追っかけて来たら殺そうと思って待っているのだ」

相「いえー孝助手前のお蔭で屋敷を追出されて盗賊をするように成った、今此処で鉄砲で打ち殺すんだからそう思え」

と云えばお國も鉄砲を向けて、

國「孝助、サア迚も逃げられねえから打たれて死んでしまやアがれ」

孝助は後へ下って刀を引き抜きながら声張り上げて。

孝「卑怯だ、源次郎、下人や女をこゝへ出して雑木山に隠れているか、手前も立派な侍じゃアないか、卑怯だ」

という声が真夜中だからビーンと響きます。源次郎は孝助の後から逃げたら討とうと思っていますから、孝助は進めば鉄砲で討たれる、退けば源次郎がいて進退此に谷りて、一生懸命に成ったから、額と総身から油汗が出ます。此の時孝助が図らず胸に浮んだのは、予て良石和尚も云われたが、退くに利あらず進むに利あり、仮令火の中水の中でも突切て往かなければ本望を遂げる事は出来ない、憶して後へ下る時は討たれると云うのは此の時なり、仮令一発二発の鉄砲丸に当っても何程の事あるべき、踏込んで敵を討たずに置くべきやと、ふいに切込み、卑怯だと云いながら喧嘩龜藏の腕を切り落しました。