Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かいだんぼたんどうろう

怪談牡丹灯籠

三遊亭 円朝

Lesen Sie 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.879 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

侍「御亭主、お前は流石に御渡世柄だけあって此の店を一寸も動かず、自若としてござるは感心な者だな」

亭「いえナニお誉めで恐入ります、先程から早腰が抜けて立てないので」

侍「硯箱はお前の側にあるじゃアないか」

と云われてよう/\心付き、硯箱を彼の侍の前に差出すと、侍は硯箱の蓋を推開きて筆を取り、すら/\と名前を飯島平太郎と書きおわり、自身番に届け置き、牛込のお邸へお帰りに成りまして、此の始末を、御親父飯島平左衞門様にお話を申上げましたれば、平左衞門様は宜く斬ったと仰せありて、それから直にお頭たる小林權太夫殿へお届けに及びましたが、させるお咎めもなく切り徳切られ損となりました。

二

さて飯島平太郎様は、お年二十二の時に悪者を斬殺して毫も動ぜぬ剛気の胆力でございましたれば、お年を取るに随い、益々智慧が進みましたが、その後御親父様には亡くなられ、平太郎様には御家督を御相続あそばし、御親父様の御名跡をお嗣ぎ遊ばし、平左衞門と改名され、水道端の三宅様と申上げまするお旗下から奥様をお迎えになりまして、程なく御出生のお女子をお露様と申し上げ、頗る御器量美なれば、御両親は掌中の璧と愛で慈しみ、後にお子供が出来ませず、一粒種の事なれば猶さらに撫育される