Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうりゅうとう
恐竜島
海野 十三
Lesen Sie 恐竜島 (きょうりゅうとう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 98.662 Zeichen · 199 Bildschirme
そのすきにラルサンとフランソアが穴からころがるように逃げて出た。仲間の他の恐竜が、長い首と、樽ほどもある大きい眼で二人を追った。
穴からぬけ出て、一息するひまもない。二人は腰のあたりをくわえられると、ぽーんと海の向うへなげられた。他の恐竜が、海からやっと姿を見せたフランソアの身体をくわえあげる。
まるでボール遊びをしているような具合だ。
くわえながらも、モレロはピストルを射った。
これが又恐竜のいらだたしい神経をよけい刺戟したらしい。モレロの体は、フランソアより、二倍も三倍もの後方へほうり飛ばされた。
ダビットは崖の上の岩のかげからそれらのようすをすっかりカメラに収めていたのだ。玉太郎等三人が山肌の小径をころがるように谷の方へおりてゆく様子も、もちろんカメラにおさめられていた。
一番先におりていったのは、ラウダだ。彼は五年間もこの島に住んで、朝から晩までさびしい山道を往来している。だからケンが登山でならした腕だと自慢しても、また玉太郎が身体が軽く敏捷だといばっても、ラウダにはとうていかなわない。
ラウダは崖の上にたった。
下には恐竜がモレロたちの体をまりのように、もてあそんでいるところだった。