Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きょうりゅうていのぼうけん

恐竜艇の冒険

海野 十三

Lesen Sie 恐竜艇の冒険 (きょうりゅうていのぼうけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.806 Zeichen · 22 Bildschirme

Aozora Bunko

「痛快だなあ。しかしカが多くていけないや」

夜は白みかかった。

さあ、早いところ帰航しようと思って、あたりの物音に耳をすました。すると、小さいながらぶーんと飛行機の音が聞こえるではないか。

「だめだ。まだ飛行機が、空にがんばっているよ」

「夜がすっかり明けちまうと、ちょっと出にくいんだ。困ったね」

夜が明けた。飛行機の数はふえた。これではいよいよ動けない。

その日も一泊、次の日も、やむを得ず一泊した。困ったのは食糧だ。もっと持ってくればよかった。水は完全になくなった。上陸してヤシの実のくさい水をのんで、ようようのどのかわきをとめて生きていた。

恐龍出現

四日目の朝のこと、起きて船の外へ出てみると、うれしや飛行機の音がしない。そこでサムを起こした。

「よし、今のうちに出航だ。しかしその前にヤシの実を十個ばかり拾って、艇内にはこんでおく必要がある。これからまだどういう目にあうかもしれないから、水の用意はしておかないといけないんだ」

「なるほど。では二人で、五個ずつ拾ってくればいいんだね。ゆこう」

サムとぼくとは急いで上陸した。それから近くのヤシの林へはいって、なるべく色の青いヤシの実を拾いあつめた。