Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
あるひのたいわ
或る日の対話
豊島 与志雄
Lesen Sie 或る日の対話 (あるひのたいわ) von 豊島 与志雄 (とよしまよしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.277 Zeichen · 11 Bildschirme
この場合の笑い、普通ならば皮肉な揶揄的なものになる筈だが、彼のはその反対で、なにか駄々っ児らしいそして邪気のないものだった。
「分ってるよ。」と私は言った。「俺の寂寥が余りに形而上的だから、少しは足下にも気を配れと言うんだね。」
彼は、返事の代りにまたにやりと笑った。私もそれにつりこまれて笑った。
寂寥はいつのまにか消散して、硝子戸の外、ただ斜陽が明るく、その明るさが私の心の隅々にまで浸透してきた。
「焼跡へ散歩にでも行こうか。」と彼は言った。
そして私は彼と連れだって外に出た。爽かな夕方だった。私は彼となおいろいろな話をしたのである。だがそれらは、別な事柄に属するので茲には省略する。