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Japanische Klassiker mit Furigana

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てしごとのにほん

手仕事の日本

柳 宗悦

Lesen Sie 手仕事の日本 (てしごとのにほん) von 柳 宗悦 (やなぎむねよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.621 Zeichen · 235 Bildschirme

Aozora Bunko

この町の荒物屋で蒲製の模様入の「はばき」を売ります。紺の麻糸で編み紺の布で縁をとります。他に例の少い、美しい品であります。またたび細工の負籠などにも実に見事なのがあって、方言で「いこ」と呼びます。

この県が誇るものとしては漆器があります。就中能登の輪島は盛な生産地であり、これに次いで加賀の山中があります。金沢も上ものを作る所として知られます。しかしこの国の漆器といえば誰も輪島を筆頭に挙げるでありましょう。はっきりした分業になっていて、まず木地、指物、檜物に分れます。即ち轆轤で椀を挽く者、板を組立てて膳や箱などを作る者、次には檜を材に曲物を作る者の三つであります。これらは素地でありますが、これに塗師と蒔絵師と沈金師とが加わって様々な漆器が出来上ります。輪島のものは塗が手堅いのを以て世に知られ、その年産額は三百万円ほどに達するといわれます。ここでは今も「ほかい」のような昔風の品も作ります。行器のことで、物を入れて運ぶ器であります。形が立派で堂々とした趣きがあります。しかしこれを使いこなす暮しはもう去りつつあります。漆器は何といっても椀、膳、盆、重箱の如き食器が主要なもので、その需用は永く続くでありましょう。