Japanische Klassiker mit Furigana
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てしごとのにほん
手仕事の日本
柳 宗悦
Lesen Sie 手仕事の日本 (てしごとのにほん) von 柳 宗悦 (やなぎむねよし) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 116.621 Zeichen · 235 Bildschirme
馬子でなくとも手に入れたいほどの品であります。
更に小店を追って行きますと、駄菓子屋がとても沢山ある通りに出ます。こんなに盛な駄菓子屋の町は全国にないでありましょう。それが見たこともないような恰好のものや、形や色で食慾をそそるようなものが多く、見るだけでも大したものであります。中には本当においしいのがあって、一度味えば誰も包を抱えて帰らないわけにゆかないでしょう。既にお土産ものが充分出来たのでこの辺で小店を去ることに致しましょう。
この陸奥の国には見逃してならない二つの民藝品があります。一つは刺子着で一つは蓑であります。いずれもその出来栄は日本一の折紙をつけてよいでありましょう。
刺子の方は二種類あって、二つの地方に分れます。津軽を中心として作られたものを土地では「こぎん」といいます。小布の意味であります。一つは南部地方のもので「菱刺」と呼びます。「こぎん」の方はもうほとんど絶えましたが、近頃それを惜しんで再び立ち直ろうと試みられております。これは紺の麻布を地にし、白の木綿糸で目を拾って刺して行くのであります。凡て直線から成りますから絵模様はありません。