Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まさちゃんとあかいりんご

政ちゃんと赤いりんご

小川 未明

Lesen Sie 政ちゃんと赤いりんご (まさちゃんとあかいりんご) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.977 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

あんな青いりんごより、よっぽどいいじゃないの。」

「小さいじゃないか。」

政ちゃんも、さっき、小さいが美しいから、どちらを取ろうかと考えていたくらいですから、お母さんにそういわれると、なるほど、青いりんごより、小さくても、このほうがいいように思われてきました。

「これを上手に写生してごらんなさい。」

政ちゃんは、学校で、先生が、こんどなんでも持ってきて、図画の時間に写生してもいいと、おっしゃったことを思い出しました。

「僕、これを学校へ持っていって写生してもいいの。」

「みごとに描けたら、おばあさんに送っておあげなさい。どんなにお喜びなさるかしれませんよ。」

政ちゃんの機嫌は、すっかり直りました。このとき、勇ちゃんは、とっくに大きなりんごを持って出てしまって、いなかったのであります。

「おなかが痛い。」

勇ちゃんは、朝起きると、腹を押さえていいました。

「おなかが痛いの、どうしたんでしょうね。」

「ああ、おなかが痛い。」

「きっと、おなかを冷やしたのでしょう。」

お母さんは、心配して、勇ちゃんのようすを見ていられました。

「ああわかった。お母さん、兄さんは、きのうりんごの皮をむかないで食べたからでしょう。