Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
きょうしとこども
教師と子供
小川 未明
Lesen Sie 教師と子供 (きょうしとこども) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.648 Zeichen · 4 Bildschirme
子供は、教師の仕打ちをうらめしく思いました。そして、日の当たる地上に、金だらいを持って立ちながら考えました。
「ほんとうに自分はばかだ。ほかのものがみんな覚えるのに、なんで自分ばかりは覚えられないのだろう。」といって、涙ぐんでいました。その子供は、正直なやさしい子供であったのです。
学校の屋根に止まって、じっとこの有り様を見守っていたつばめがありました。つばめは、たいそうのどが渇いていました。つばめはよく、その子供がやさしい性質であるのを知っていました。
「どうしたんですか。みんなが教室に入っているのに、あなたばかりここに立っているのですか。私は、たいそうのどが渇いています。この水を飲ましてください。」と、つばめは飛んできて金だらいに止まっていいました。
子供は、いっそう悲しくなったのであります。
「ああ、たくさん水を飲んでおくれ。それにしても私は、どうして物覚えが悪いのだろう。私から見ると、おまえはどんなにりこうだかしれない。寒くなると、幾百里と遠い南の国へゆき、また春になると古巣を忘れずに帰ってくる。私がもしおまえであったら、こんなに先生にしかられることはないのだが。