Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

ところへ見相変えて血だらけの胴金を引提げて上って来ました。

永「あゝ危い事じゃったな」

梅「はい」

永「確かりせえ」

梅「確かりせえたって私は窃と裏から逃げようと思ってる処に、鉄砲の音を聞いて今度ばかりは本当に死んだような心持になりましたよ」

永「毒喰わば皿まで舐れだ、止むを得ぬ、えゝ悪い事は出来ぬものじゃ、怖いものじゃア無いか」

梅「本当に怖い事ね」

永「此処に泊ったのが何うして足が附いたか、もう此処に長う足を留めて居る事は出来ぬ、広瀬の追分を越えるだけの手形が有るから差支えはないが、今夜此処を逃げて仕舞うと、死骸は有るし夜中に山路は越えられないから今夜は此処に寝よう」

梅「怖くって、寝られやアしません」

永「今夜は誰も尋ねて来やアせんから」

梅「死骸は何うするの」

永「宜わ」

と又九郎夫婦の死骸をごろ/\土間へ転がして、鉄砲を持って来て爺婆の死骸を縁の下へ入れましたが、能く死骸を縁の下へ入れる奴です。これから血の掃除を致し、図々しく残りの酒を飲んで永禪和尚は鼾をかいて寝ましたが、実に剛胆な奴であります、翌朝身支度をして何喰わぬ顔で、此処を出ましたが、出ると急ぎまして、宜い塩梅に広瀬の渡を越して、もう是れまで来れば宜いと思うと益々雪の降る