Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

お方は貴方の女房じゃアないか、彼のお方に義理が立ちません、私の云う事は聴かれませんと云うから、惠梅がなければ云う事を聴こうかと思うて、殺して此方へ帰って来たのじゃア、何うじゃア」

やま「まアどうも怖いお方でございます」

と慄えながら云うのを山之助は寝た振りをして聞いて居りましたが、うっかり口出しも出来ぬから、何うしよう、こっそり抜出し、伯父の処へ駈けて往こうかと種々心配して居りますと、

又「お前これ程まで云うても云うことを聴かれぬか」

やま「聴かれません、怖くって、恐ろしい、お置き申すわけにはいきません、只った今おいでなすって下さい」

又「云う事を聴かれぬ時は仕方がない、今こそは寺男なれども、元私は武士じゃア、斯う言出して恥を掻されては帰られませんわ、さア此処に私の刃物がある」

やま「あれ、脇差を持っておいでなすったね」

又「さア、可愛さ余って憎さが百倍で殺す気に成るが、何うじゃア」

やま「これは面白い、はい、私が云う事を聴かない時は殺すとは恐ろしいお方、さア殺すならお殺しなさい」

又「これさ、何うしてお前が可愛くって殺せやあせぬ、殺すまでお前に惚れたと云う