Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
のだ」
丙「差配人さんが間に合わぬなら自身番へ知らせろ……あッあー…危ねえ/\敵討は何とか云いましたか」
乙「何と云ったか聞えやアしない」
乙「何とか云ったッけ、汝を討たんと十八年」
甲「何を云やアがる騒々しい喋っちゃアいけねえ」
丙「あゝ危ねえ/\」
と拳を握って見ている、人は人情でございますから、何うぞして娘に勝せたい、娘に怪我をさしたくないと見ず知らずの者も心配して、橋の袂に一抔人が溜って居りますが、中々助太刀に出る者は有りません。
甲「向うに侍が二人立って見ているが、彼奴が助太刀に出そうなもんだ、何だ覗いて居やアがる、本当に不人情な侍だ、あの畜生打擲れ」
とわい/\云う中に、
繼「親の敵思い知ったか」
と一足踏込んで切下すのを、ちゃり/\と二三度合せたが、一足下って相上段に成りました。よく上段に構えるとか正眼につけるとか申しますが、中々剣術の稽古とは違って真剣で敵を討とうという時になると、只斬ろうという念より外はございませんから、決して正眼だの中段などという事はない、唯双方相上段に振上げて斬ろう/\と云う心で隙を覘う、水司又市も眼は血走って、此の小娘只一撃と思いましたが、一心凝った