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Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

ものは妙なもので、増田屋の小増は藤屋七兵衞の敵娼に出る、藤屋七兵衞の年は二十九だが、品が好い男で、中根善之進に似ている処から一寸初会に宜く取ったから足を近く通う気になり、女房はなし、遠慮なしに二会馴染をつけ、是から近しく来るうち互に深くなり、もう年季は後二年と云うから、そんなら身請しようと云い、大金を出して其の翌年の二月藤屋の家へ入る。手に採るな矢張野に置け蓮華草、家へ入ると矢張並の内儀さんなれども、女郎に似合わぬ親切に七兵衞の用をするが、二つになるお繼という女の子に九つになる正太郎という男の子で悪戯盛り、可愛がっては居りますけれども、何うも悪態をつき、男の子はいかんもので、

正「己ん処のお母はお女郎だ、本当の好い花魁ではない、すべた女郎だ」

なんどと申しますから、

増「小憎らしい、此の子供は悪態をつく」

と頬片を捻る、股たぶらを捻る、女郎は捻るのが得手で、禿などに、

「此の子供アようじれってえよ」

などゝ捻るものでございます。正太郎を其の如くに捻ったり打擲を致しますから痣だらけになります。さア奉公人は贔屓をする者もあり、又先の内儀が居れば斯んな事はないなどと云い、中には今度の内儀は惣菜の中に松魚節に味淋を入れるから宜いなどと小遣を貰うを悦ぶ