Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

縫物を踏んだら突飛して此処を打って、顋へ疵が出来たの」

婆「呆れた、大い疵があるに気が注かねえで居た、それで汝黙って居たか、父に云わねえか」

正「云った、云ったけれどもお母さんが旨く云って、おのお前の着物を縫っていると踏んだから、いけないと云ったら、態と踏んだから縫物を引張ったら滑って転んだって然ういって嘘をつくの、先のお母さんが生きていると宜いんだけれども、お婆さんの処へ逃げて行こうと思った、連れてって呉れねえか」

婆「おゝ連れて行かねえで、見殺しにする様なもんだから、可愛そうに、汝に食わせべえと思って柿を持って来たゞ」

正「あのね麦焦が来ても、自分で砂糖を入れて塩を入れて掻廻してね、隠して食べて、私には食べさせないの、柿もね、皆な心安い人に遣って坊には一つしか呉れないの、渋くッていけないのを呉れたの」

婆「それは父に汝いうが宜い」

正「云ったっていけない、いろんな嘘をついて云つけるからお父さんは本当と思って、あのお母さんは義理が有るのだから大事にしなければならない、優しくすれば増長する、今からそれじゃアいけねえってねえ、一緒になってお父さんが拳骨で打って痛いやア」