Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かたきうちふだしょのれいげん

敵討札所の霊験

三遊亭 円朝

Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme

Aozora Bunko

故、屋敷へ帰っても同役の者が…それ見やれ、迚も無駄じゃ、詰らぬから止せと云って大きに笑われ、迚も貴公などには買遂げられぬ駄目だと云われたが、金ずくで自由になる事なら誠に残念だから、幾ら遣れば必らず私に靡くか」

婆「ねえ藤助どん、金ずくで自由になればと云うが……まアねえ其処は義理ずくだからね、お金をまアねえ二拾両も遣って長襦袢でも買えと云えば、気の毒なと云って嬉しいと思って、又お前はんに前より情の増す事が有るかも知れませんよ」

又「婆アの云う事は採りあげられんが、藤助確と請合うか」

藤「それは義理人情で、慥にそれは是非小増さんがねえ」

又「然らば宜しい、今日は機嫌好く帰って二十両持って来よう」

と笑って、其の日は屋敷へ帰ったが、勤番者で他から金子を送る者もないから、大事の大小を質入して二十五金を拵らえ、正直に奉書の紙へ包み、長い水引をかけ、折熨斗を附けて金二十両小増殿水司又市と書いて持って参りまして、直に小増に遣わし、これから酒肴を取って機嫌好く飲んで居たが、その晩も又小増が来ないから顔色を変えて怒りました。毎もの通り手を叩くこと夥しいが、怖がって誰も参りません。