Japanische Klassiker mit Furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lesen Sie 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.950 Zeichen · 249 Bildschirme
事で、丁度足溜りには都合が好いと云って、九月の二十日からいたして十一月の三日の日まで泊って居りましたが、段々と頭の毛も生えるが、けれども急には生えは致しません。宿屋の亭主は気が利いていて、年はとって居るが。多分に手当をして呉れるから有難いお客だと云って、何か御馳走をしたいと山へ往って、小鹿を一匹撃って来まして、
又「おい婆さん/\」
婆「あい何だえ」
又「小鹿を一匹撃って来たよ」
婆「何処で」
又「あの雪崩口でな、何もお客様に愛想がねえから、温まる様に是れを上げたいものだ、己がこしらえるからお前味噌で溜りを拵えて、燗鍋の支度をして呉んな」
とこれから亭主が料理をしてちゃんと膳立ても出来ましたから、六畳の部屋へ来て破れ障子を明けて、
又「はい御免」
永「いや御亭主か」
又「まことに続いてお寒いことでございます、なれども沢山も降りませんでまア宜うございますが、是からもう月末になって、度々雪が降りますると道も止りますが、まア/\今年は雪が少ないので仕合せでござります、さぞ日々御退屈でございましょう」
永「いゝやもう種々お世話に成りまして、それに此の尼様が坂道で足を痛めて歩けぬと云う