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Japanische Klassiker mit Furigana

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どうじ

文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子

室生 犀星

Lesen Sie 文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子 (どうじ) von 室生 犀星 (むろうさいせい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 177.454 Zeichen · 357 Bildschirme

Aozora Bunko

つぎはあなただ。」

その上の子も、妹のようにしなを作ったが、そうされるのが嬉しいのか、これも走ってきて抱かれた。

「こんどは兄さんの方だ。」

一番兄は七つだった。重かった。と、きゅうにそんな事をしているまに、私はむやみに悲しくなって来て、潜り門から家へ飛び込んだ。何という寂しい気もちだか。――そしてしばらくその気もちが離れなかった。

妻は妻で、よその子さえみれば「ああしてみんな達者なのに自宅の子だけどうしてあんなに弱かったのでしょう。」と、口説いた。

「おれはよその子をみても、あれは余所の子でおれの子じゃないと思うと、何んでもなくなるのだ。」

そう私は言ったが、やはりそればかりでない気もした。そして童話なぞ書くことを頼まれると、よその子の喜ぶものなぞ書いていられるかとも、あさましく腹立たしかった。二人とも、ひまさえあれば溜息をついた。

「何も面白くない。」

女は女でそう言い、朝早く大龍寺へ参りに出かけた。「何が面白いことがあるものか。」私は不気嫌に毎日ぼんやり暮した。――或る知人に七人の子供があったのに、長女をこの春亡くした。すると或る人が、「君は七人もあるんだから一人くらい亡くしても関わないだろう。