Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しんがっきこうしんきょく

新学期行進曲

海野 十三

Lesen Sie 新学期行進曲 (しんがっきこうしんきょく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.626 Zeichen · 20 Bildschirme

Aozora Bunko

蛤に蜆に……。

△鼾が一段と高くなる。

母親 あーら、なんでしょう。ああ鼾だわ。誰の鼾でしょう。お父さんはまだだし、ねえやは留守だし、するとーすると道夫かしら。あ、道夫だ。受験準備の勉強を怠って居睡をするなんて、まあ情けない人ね。

△音響、畳をけってたち、隣室の襖をあける。

母親 まーあ、道夫、なぜ居睡なんかするんです。そんなことじゃあ、高等学校の入学試験が受かりませんよ。さあ起きなさい。元気を出して。

道夫 ああっ、ああーっ。今日は睡いなあ、お母さん、今日は体操の時間にうんと駈足をしたんで、睡いんですよ。

母親 あーら、そうかい。困ったね。まだやらなければならない問題がうんとあるんだよ。一晩に七十五題はやるようにしないと、入学試験までにとても受験書を皆すませやしないわ。元気を出してよ。お母さんは拝むから。

道夫 だって睡いんですよ。脳髄がまるでよそから借りてきたみたいで、ちっとも働かないんです。

母親 まあ、いけないわねえ。じゃ仕方がない。頭を悪くしちゃだめだから、今日はもうお寝みなさい。ぐーっと睡るといいわ。睡眠剤をのんでやすむのよ。いいかい。

道夫 (いよいよ睡そうに)えーえ、あーあー、