Japanische Klassiker mit Furigana
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にほんのでんせつ
日本の伝説
柳田 国男
Lesen Sie 日本の伝説 (にほんのでんせつ) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.931 Zeichen · 207 Bildschirme
御箸成長
の布を晒したともいっています。すなわち布を織る姥の信仰の方が、却ってこの地方に絹織物の始まりよりは古かったようであります。そうすると小手姫を蜂子王子の御母といい始めた理由も、幾分か明かになります。すなわち王子の御衣服を調製する役として、早くから共々に祀っていたのが、後に絹工業が盛んになって、独立してその機織御前だけを、拝むようになったとも見えるのであります。前に申した二本松の機織御前なども、領主の畠山高国という人が、この地に狩をした時、天から降った織姫に出あって、結婚して松若丸という子が生れた。その松若丸の七歳の時に、母の織姫は再び天に帰り、後にこの社を建てて、祀ることになったと、土地の人たちはいっていたそうで(相生集)、話はまた那須の綾織池の方とも、少しばかり近くなって来るのであります。こういう風に考えて来ると、機を織る姫神を清水のかたわらにおいて拝んだのも、もとは若い男神に、毎年新しい神衣を差し上げたい為であって、どこまで行っても御姥子様の信仰は、岸の柳のように一つの伝説の流れの筋を、われわれに示しているのであります。
御箸成長
御箸を地面にさして置いたら、だんだん大きくなって、大木になったという話が方々にあります。