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Japanische Klassiker mit Furigana

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いも

日本プロレタリア文学集・11 「文芸戦線」作家集(二)

佐左木 俊郎

Lesen Sie 日本プロレタリア文学集・11 「文芸戦線」作家集(二) (いも) von 佐左木 俊郎 (ささきとしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.241 Zeichen · 54 Bildschirme

Aozora Bunko

それで一つ。住宅の人達にも寄附して貰って、砂利を敷き度いと思うんですが、幾らでも、お思召しで結構ですから寄附して頂き度いと思いましてね。」

豊作が先ず斯う、燥いだ口調で切り出したのであった。

「砂利を敷くんですって? わたしゃあ、砂利を敷いた道路を歩くのあ大嫌いでさあ。わたしの歩くどこだけ、細くあけて置いて貰いますべ。砂利を敷いたごろごろ路ばかりあ、わたしゃあ、何んと思っても嫌いでさあ。」

斯う言って甚吉はその寄附を撥付けた。彼は、極端に土地の発展を嫌っているのだ。彼は何処までもじみに百姓を続けて行こうと思っているからであった。

「冗談は冗談として、住宅の人達にも気の毒ですし、土地の発展のためですかんね。」

「商売でもやろうて者にゃ発展かも知んねえが、われわれ小作百姓にゃ、その反対でさあ。これまで作っていた地所は、やれ工場の敷地に貸すの、やれ住宅に貸すのと言っちゃ、片端から取上げられるし、砂利を敷いた道路の真中で百姓が出来るものでねえしさ、ね。」

「併し、いくら百姓だからって、道路を歩かねえってことはねえんですからね。」

「だから、わたしゃあ、砂利の敷いてねえどころを歩きますあ。