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Japanische Klassiker mit Furigana

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いも

日本プロレタリア文学集・11 「文芸戦線」作家集(二)

佐左木 俊郎

Lesen Sie 日本プロレタリア文学集・11 「文芸戦線」作家集(二) (いも) von 佐左木 俊郎 (ささきとしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.241 Zeichen · 54 Bildschirme

Aozora Bunko

どうせ、道路いっぱいには、敷くわけであんめえからね。何処の道路だって、泥溝際のどころは少し残してあるもんだから。」

甚吉は煙草を燻していて、彼等の方には見向きもしなかった。

「じゃ、甚さんは、自分の土地が、発展しようがしまいが、構わねえってんだね?」

金平はとうとう角のある語調で言い出した。

「構わねえようだねえ。」

「構わねんだね? そりゃ、一体、甚さん、どう云うわけかね?」

「何んのわけで、そんなことまで調べるんだね? 一体その寄附っての、何処から出た話なんだね? 手前達が、勝手にきめて来て、俺が寄附しねって云うの、手前達にせえわかったら、そんでいいじゃねえか?」

「まあまあ、甚さん、そう腹を立てねえで……」

栄三が顔に微笑を刻みながら宥めた。

「面白くもねえ。人を調べるようなことしやがって……」

「では又、気が向いたら寄附して貰うとして……」

栄三は腰を上げながら言った。

「向かねえようだね。わたしゃあ、何時まで経ったって……」

五

併し新道には間もなく砂利が敷込まれた。砂利を敷くための寄附金など、最早、彼等に取っては問題でなかったのだ。寄附ではなく、彼等に取っては、一種の投資であった。