Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
いも
日本プロレタリア文学集・11 「文芸戦線」作家集(二)
佐左木 俊郎
Lesen Sie 日本プロレタリア文学集・11 「文芸戦線」作家集(二) (いも) von 佐左木 俊郎 (ささきとしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 26.241 Zeichen · 54 Bildschirme
店を開くための、土地の所有価値を暴騰させるための投資であった。
部落の形態はそこで完全な分散作用を開始した。誰も彼も半自給自足の素材生産から足を洗って、扮飾術師になり、消費者になろうとして。
先ず、新道端に店が並び、畠の中に住宅が出来、工場が建って、耕地は急に市街地の形態を整えかけ、積極的な機構をもち出した。丁度これは、膨脹しつつある団雲に近付いて行く一片の雲に似ている。膨脹しつつある機構に合体するためには、矢張、膨脹しつつ近付いて行かねばならないのだ。
耕地はそうして市街地に変って行った。其処から自分の生活資料を掘出していた百姓達は、当然のこと、他の職業に転ずるか、何処かの耕地へ移って行かなければならないことになって来た。
「いよいよ賑かになりましたな。斯うなると儂等の家も、どうもあのままじゃ置けねえようですよ。目障りで……」
河上は地主仲間に言っていた。
「一つ、お屋敷風に建てかえるとしますかな? この町中さ、茅葺は、どうもね。」
彼等は市街地から、自分達の不調和な茅葺屋根の家を掻消して、新らたに瓦屋根の邸宅を構えた。それが現在の彼等の生活に、最もふさわしい居宅であった。