Japanische Klassiker mit Furigana
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さんじょうのうた
日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二)
今村 恒夫
Lesen Sie 日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二) (さんじょうのうた) von 今村 恒夫 (いまむらつねお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.360 Zeichen · 15 Bildschirme
――
一千の目が矢のように署長に敵視を送る。
怯む署長――が奴は直ぐ番犬性をとり返す。
つづいて立つ――そこでまた中止――
――お上は絶対中立だ――信じていた自作やプチブルの聴衆迄が中立なんてあるものかお上は奴等と一体だ。――
たつ奴も立つ奴も中止――中止――口に猿轡をかませるのだ
――俺達の歯はギシギシなった――こぶしはいたい迄かたまった。
署長の言葉が反抗と憎悪をたぎらせて行った。
最後の一人が立った。憤激に上気した同志の顔――火のような言葉――中止――検束
圧縮された聴衆の反抗が爆発した。
真赤な火をふく活火山のように
会場の内外に溢つる怒罵、ふんぬの声――
署長横暴だ――署長を殺せ――
弁士を渡すな――俺達貧乏人の闘士を……
会場の内外が鳴動した。
解散――解散――忠勤をぬきんでるのはここぞと許り署長が連呼した――聴衆の憤怒
解散解散――それは燃ゆる火熱に油をかけた――
署長を殺せ署長を殺せ――パイとポリ公をふみ殺せ――
地主と同様――奴等も敵の片割れだ――
下駄は礫になった。武器になった。
幾千の拳は署長に向って突喊した。
血――叫喚――絶叫――
署長とパイ公が抜剣した。――が剣は直ぐ奪われた。