Japanische Klassiker mit Furigana
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きょうもんろんぎもん
明六雑誌(下)〔全3冊〕
柏原 孝章
Lesen Sie 明六雑誌(下)〔全3冊〕 (きょうもんろんぎもん) von 柏原 孝章 (かしわばらたかあき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.492 Zeichen · 14 Bildschirme
わが邦の沙門もまたよく崇を興せり。これによりてこれを見れば、信あに遷すべからざらんや。
西洋諸国たえて鄙野の教門なし。ここをもって人の好むところに任するもまた可ならん。かつ人々識高く、学博し。あに木石虫獣を拝する者あらんや。わが邦はすなわち否ず。愚夫愚婦の邪教に沈溺、惑乱する、言うに堪えざるものあり。しかして政府、あにこれを問わざるべけんや。われ聞く、国の王者あるは、なお家の父母あるがごとし。四海の内、みな兄弟なり。その父母兄弟の政を行う者は、その信ずるところ、自ら愚夫愚婦の見と同じからず。しかりしかして子弟の沈溺するを見、手を拱して救わずんば、なんぞ父母兄弟たるにあらん、なんぞ民を保するにあらん、またなんぞ不仁不慈の謗を免れんや。
いま先生の言に云く、信に本末なし、ただ真とするものを信ずべきなりと。これなお瞽者をして五色を撰ばしむるがごとし。いやしくもかの愚夫愚婦をして、おのおのその真とするものを信ぜしめば、ついに草鞋大王を拝するに至らん。これ手を拱して人を棄るの道なり。また云く、匹夫匹婦の木石虫獣を信ずるも、その真たるを信ずと。ああ、これ何の謂ぞや。