Japanische Klassiker mit Furigana
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めいじかいか あんごとりもの
明治開化 安吾捕物
Lesen Sie 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 23.645 Zeichen · 47 Bildschirme
そして、それから何が起ったかということも、おぼろに見当がつけられるような気がする。あの気性の女は……細川ガラシャと妲妃のお百を一しょにしたようなものだ。見破る者がなければ、満太郎も殺されて、不義の子良介が家督をつぐことになったであろう。居室には鍵がかかっていた。扉を破って人々がはいってみると、アツ子は一子良介を刺し、自分も懐剣でノドをついてこときれていた。立派な最期であった。
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海舟はナイフで悪血をとりながら、虎之介の報告をきき終った。
「フン。そうかい。その場に行ってみなくッちゃア、毒死というのは分らねえやな。あれは一目でわかるものだ。するてえと、推理はそうなる。いつもながら、新十郎は見事な手際だ。虚無僧は二人いなきゃアならないということ、小柄は尺八に仕込んでおいたこと、これはオレがチャンと見ていたことだ」
虎之介は改めて海舟のおそるべき心眼にただもう感服、ことごとく謹聴してわが心眼の曇りを浄めているのであった。