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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいじかいか あんごとりもの

明治開化 安吾捕物

坂口 安吾

Lesen Sie 明治開化 安吾捕物 (めいじかいか あんごとりもの) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.745 Zeichen · 44 Bildschirme

Aozora Bunko

そのオカネが殺されて、残った目玉はたッた一ツ。目玉のない連中のことですから、何をきいても雲をつかむようらしいですな」

「縁の下に壺が隠されていたこどは、一同が知っていたのですか」

「さ、それですが、あとの五人は一人もそれを知りません。主人の銀一すらも知らなかったと申しております」

「主人の銀一すらも?」

「そうなんです」

「それは、おもしろい」

新十郎は呟いた。

そして、支度のできた新十郎一行は人形町の現場へおもむいた。それはもう二日目で、一応の調査が終って、ネダもタタミも元におさまり、何事もなかったようになってからだ。

その日は葬式で、身内の者はオカネの遺骸を焼きに出払っており、三人の弟子のメクラだけが留守番をしていた。

新十郎一行はメクラ三人と一しょにスシを取りよせて食べながら、

「目の見えない人はカンが良いというが、あなた方には、隣室なぞに人の隠れている気配などが分りやしないかね」

「そのカンは角平あにいが一番あるが、私らはダメだね」

弁内が答えると、角平が口をとがらせて、

「オレにだって、そんな、隣りの部屋に忍んでいる人の姿が分るかい。バカバカしい」

「ハッハ。