Japanische Klassiker mit Furigana
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あんごうレコードじけん
暗号音盤事件
海野 十三
Lesen Sie 暗号音盤事件 (あんごうレコードじけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.583 Zeichen · 24 Bildschirme
白木は、私の方をふりむいた。そしてステッキを叩いていうには、
「これが買って来た軽機銃だよ。どうやらこいつの役に立ちそうな時が来そうだ」といった。
謎
の音叉
メントール侯の居間に入りこんだ。
番人はいたが、白木は石垣の方を指さして、あとからあのとおり娘たちがのぼってくるから、冷い飲物と、ランチをひろげる場所を用意してもらいたいというと、その番人は両手をひろげて、ほうと大きな声をたてると、にやにやと笑って、厨の方へ駈けこんでいった。
私たちは、その隙に、曲った大きな階段を音のしないように登っていったのであった。
メントール侯の居間は、幸いにも破壊されずにあった。それは、聞きしにまさる豪華なものであって、中世紀この方の、武器や、酒のみ道具や、狩猟用具などが、いたるところの壁を占領していた。また大きな卓子の上には、古めかしい書籍が、堆高く積んであり、それと並んで皮でつくった太鼓のようなものが置いてあった。只一つ、新しいものがあるのが目についた。それは蓄音機であった。
「おい、早いところ宝さがしだ。君には、何か手懸りが見つかったかね」白木が、私にそういった。