Japanische Klassiker mit Furigana
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あんごうレコードじけん
暗号音盤事件
海野 十三
Lesen Sie 暗号音盤事件 (あんごうレコードじけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.583 Zeichen · 24 Bildschirme
一種の軽機関銃のことだがね」
「軽機? そんなものを持っていく必要があるのかね」
「はははは、怖じけづいたのかね。軽機といっても大したことはないよ、相手が愕いてくれればいいだけのことだ」
「ふーん、そうかね」
私は思わず呻ってしまった。白木は、私が怖じけないようにと、わざと物をかるくいっているように思われる。
妙な伯爵と男爵
私たちの乗った船は、ゼルシー島についた。
実をいえば、私は鬼ヶ島へいくような気持をもって、ここまでやって来たのであるが、あの緑の樹で蔽われた突兀と天を摩する恰好のいい島影を海上から望んだ刹那、そういう不安な考えは一時に消えてしまった。そして非常に魅力のある極楽島へ来たように感じたのであった。
上陸第一歩、私は、もうすっかり気をよくしていた。それはこの島に住んでいる若い白人の娘たちが、果物の籠を抱えて、私たちの方へとびついて来たからであった。
「あのう、こちら、リスボンからいらした日本領事館の方でしょう。あたしたちお迎えにあがりましたのよ」
娘たちは、私たちを囲んで、もうすっかりお友達のような気になって、はしゃぐのであった。白木も上機嫌だ。