Japanische Klassiker mit Furigana
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さいしょうにんげんのかい
最小人間の怪
海野 十三
Lesen Sie 最小人間の怪 (さいしょうにんげんのかい) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.979 Zeichen · 4 Bildschirme
「われわれの同族が、この先に集っているから、君をそこへ案内したい。来ませんか」
と、ヤナツは誘った。
私はそれに従った。恐ろしくもあるが、そういう次の時代を待機している連中の様子をぜひ見たい気もあった。
ヤナツについていってみると、なるほど微小人間が四五百人も集っている洞穴があった。彼等は私を見懸けて別にさわぐでもなかった。むしろ憐憫の目を向けているような感じがして、私は一層萎縮した。
ヤナツの妻君にも紹介された。やはり灰色の丸い顔をしていて、髪を背中へ長く垂らし、なかなか耳目もととのっていた。そして私に御馳走をするのだといって、名香のようなものを焚いてくれた。それは私が生れて始めて嗅いだ媚香だった。私はうっとりとなって、そこに横になった。
ふと睡んでから目をあけてみると、私の前に若い夫婦がひそひそと語っていた。顔を見るとヤナツ夫妻だったが、その身体は蛙の子のように小さくはない、普通の人間と変りない大きさだった。二人は私の目のさめたのには気がつかず、又香を焚いた。
二度目に目覚めてみると、たいへん息苦しかった。気がつくと、傍に大女が寝ている。浅草の仁王さまの三倍もあるような大女であった。