Japanische Klassiker mit Furigana
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ぼうがくととうきょう
望岳都東京
木暮 理太郎
Lesen Sie 望岳都東京 (ぼうがくととうきょう) von 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 31.243 Zeichen · 61 Bildschirme
山崎博士は之を上毛の奇勝妙義山と推定されているが、東から眺めた妙義の三山は形に於て大なる相違がある許りでなく、妙義も荒船も御荷鉾の連嶺に隠れて東京からは望まれない。
鼻曲山の直ぐ右に続く二峰は、霧積温泉の北に聳ゆるもので、南麓に懸る二、三の小瀑布が温泉附近に景致を添えている。角落山と剣ヶ峰との間に見ゆる一峰は、浅間隠の南方に在る千五百二十米の地点であろうかと思う。角落山は頗る急峻な山で、頂上には角落権現が祭ってある、所謂天狗様だ。土人は之を尊崇して登拝者は木刀を奉納することになっている。
浅間隠という名は、大群山に富士隠の名がある如く、榛名山の西北麓に在る大戸、厚田、郷原などの村民が便宜上呼び慣していたものが、其儘山名となったのである。此山は東南の方向に狭い頂上を展開しているので、東京からは真竪に望む為に鑿のように鋭く尖って見えるが、少し東北から眺めると可なり秀麗な富士形を呈示する。右の肩の三峰は北に続く主脈中の千六百米前後の隆起である。其右には更に千四百七十三米七の頂の平な峰が続く。此脈の最北端に位する菅峰(大洞山とも称す、高さ千四百七十三米四)は、笹塒山の右に尖頂を現しているのがそれであろうと思うが、或は此山は見えないかも知れない。