Japanische Klassiker mit Furigana
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ザボンのはなのさくころ
杉田久女随筆集
杉田 久女
Lesen Sie 杉田久女随筆集 (ザボンのはなのさくころ) von 杉田 久女 (すぎたひさじょ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 15.008 Zeichen · 31 Bildschirme
大正女流俳句の近代的特色
前期雑詠時代
大正初期のホトトギス雑詠に於ける婦人俳句は、女らしい情緒の句が大部分であったが、大正七年頃より俄然、純客観写生にめざめ来り、幾多の女流を輩出して近代的特色ある写生句をうむに到った。実に大正初期雑詠時代は元禄以来の婦人俳句が伝統から一歩、写生へ突出した転換期である。
一 近代生活思想をよめる句
(1) 近代生活をよめる句
凡そ現代人ほど生活を愛し、生活に興味をもつ者は無い。昔の俳句にも接木とか麦蒔とか人事句は沢山あるが、夫等は人間を配合した季題の面白味を主としたもので、之に反し近代的な日常生活を中心におき、其真を把握する事に努力して、季感は副の感がある。
(イ)電燈に笠の紫布垂れ朝寝かな かな女
(ロ)旅にえし消息のはし猫初産 より江
(イ)は電灯に紫の覆絹をかけて朝寝を享楽する現代人の句である。(ロ)、旅宿で受取った留守宅からの消息の端に愛猫の初産を報じてきた事は、子のない作者にとってささやかな喜と感興をそそらずにはおかない。
(ハ)戯曲よむ冬夜の食器つけしまま 久女
(ニ)幌にふる雪明るけれ二の替 みどり